怪我から一週間と一日。
傷はだんだん癒え始めて、痛みで曲げることさえ難しかった左膝は
10°くらいまでなら曲がるようになった。
身体中の絆創膏も一つ、一つと減っていって、だんだん、日常に
戻りつつある感じ。
身体は。
実は、今日の今日まで書けなかったのだけれど。
事故の翌々日には、馴染みの店に依頼してレッカー移動していたのだ。
ボロボロの、Ninja250Rを。
「これは……廃車ですね……」
すぐ調子に乗ってしまう自分の馬鹿らしさと、
一年と七ヶ月、真冬から真夏までともに過ごした愛しさと、
傷の痛さと、
満身に溺れた、技量の拙さと、
一つずつ、DIYを重ねたその思い入れと、
いろんな物が頭を過ぎって、今まで書けませんでした。
家族にも、会社の上司、同僚にも、友人にも迷惑をかけてその結果がこれか。
もう……
もう、降りるべきなのかな……
一週間、堂々巡りで、そんな事ばかり考えていました。
Ninja乗りのみなさんのブログを何時ものように巡回しては、一人妬み、
何もコメントできずに閉じる日々。
でも……
「もう、バイクには乗らないんですか?」
聞かれたのは昨日、病院で看護士さんが包帯を買えてくださっている時でした。
「バイクでの怪我でしたっけ?」
「ええ、そうです。若気の至りというか、なんというか」
「バイクは無事だったんですか?」
「大破ですね(苦笑)」
「もう、バイクには乗らないんですか?」
「降りられないですよ、一度乗ってしまったら」
ハッとした。
そうだ、僕は、降りる気なんてなかったんだ、と。
何を、一度の転倒でグダグダ言っているんだ、と。
僕はまだ、広大な北海道の地も、九州も、琵琶湖ですら一周したこと無いじゃないか。
敦賀も、四国も、和歌山も。富士も、鈴鹿も、岡山も。
呑吐ダムにすら、まだ行き足りない!
きっと読んでいないだろうけど、家族、上司、同僚、友人(バイク乗ってない人)へ。
僕は、ただ、自分のワガママで、だけど引けないコダワリで、まだバイクを
降りる事はできません。自分勝手で本当に申し訳ない。
でも、20を過ぎて見つけた、大事なアイディンティティは譲れないんだ。
友人(バイク乗っている人)へ。
お互い様だろう?許せよ(笑)
まだ、あちら側には行く気無いんだ。
最後に、Ninja250Rへ。
一年と七ヶ月、楽しかったよ。最初のバイクに君を選んで本当に良かった。
最後の事故も、君が居なければ僕自身がガードレールに突撃していたのかもしれない。
下手な乗り手で、ごめん。僕は君のおかげで、バイクを始め、バイクの良さを知ったよ。

本当に、有難う。
傷はだんだん癒え始めて、痛みで曲げることさえ難しかった左膝は
10°くらいまでなら曲がるようになった。
身体中の絆創膏も一つ、一つと減っていって、だんだん、日常に
戻りつつある感じ。
身体は。
実は、今日の今日まで書けなかったのだけれど。
事故の翌々日には、馴染みの店に依頼してレッカー移動していたのだ。
ボロボロの、Ninja250Rを。
「これは……廃車ですね……」
すぐ調子に乗ってしまう自分の馬鹿らしさと、
一年と七ヶ月、真冬から真夏までともに過ごした愛しさと、
傷の痛さと、
満身に溺れた、技量の拙さと、
一つずつ、DIYを重ねたその思い入れと、
いろんな物が頭を過ぎって、今まで書けませんでした。
家族にも、会社の上司、同僚にも、友人にも迷惑をかけてその結果がこれか。
もう……
もう、降りるべきなのかな……
一週間、堂々巡りで、そんな事ばかり考えていました。
Ninja乗りのみなさんのブログを何時ものように巡回しては、一人妬み、
何もコメントできずに閉じる日々。
でも……
「もう、バイクには乗らないんですか?」
聞かれたのは昨日、病院で看護士さんが包帯を買えてくださっている時でした。
「バイクでの怪我でしたっけ?」
「ええ、そうです。若気の至りというか、なんというか」
「バイクは無事だったんですか?」
「大破ですね(苦笑)」
「もう、バイクには乗らないんですか?」
「降りられないですよ、一度乗ってしまったら」
ハッとした。
そうだ、僕は、降りる気なんてなかったんだ、と。
何を、一度の転倒でグダグダ言っているんだ、と。
僕はまだ、広大な北海道の地も、九州も、琵琶湖ですら一周したこと無いじゃないか。
敦賀も、四国も、和歌山も。富士も、鈴鹿も、岡山も。
呑吐ダムにすら、まだ行き足りない!
きっと読んでいないだろうけど、家族、上司、同僚、友人(バイク乗ってない人)へ。
僕は、ただ、自分のワガママで、だけど引けないコダワリで、まだバイクを
降りる事はできません。自分勝手で本当に申し訳ない。
でも、20を過ぎて見つけた、大事なアイディンティティは譲れないんだ。
友人(バイク乗っている人)へ。
お互い様だろう?許せよ(笑)
まだ、あちら側には行く気無いんだ。
最後に、Ninja250Rへ。
一年と七ヶ月、楽しかったよ。最初のバイクに君を選んで本当に良かった。
最後の事故も、君が居なければ僕自身がガードレールに突撃していたのかもしれない。
下手な乗り手で、ごめん。僕は君のおかげで、バイクを始め、バイクの良さを知ったよ。
本当に、有難う。
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